Tatsuyaに学ぶ、曲を脳内でイメージする練習法

腕を組んで上を見上げる青年。頭上で、紺色の波線が交差したスティックとシンバルを境に、オレンジ色の点の列へと変わっていく水彩風のイラスト ドラマー
ドラム初心者
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憧れのドラマーはいるけど、上手すぎて何を真似すればいいのか分からない…

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演奏そのものじゃなくて、「練習観」だけを借りてみるのはどうかな。

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この記事では、CrossfaithのTatsuyaさんが語る「イメージ力」という練習観を紹介するよ。

目標が見えないときこそ、誰かの「練習観」を借りてみる

「練習はしているけれど、何を目標にすればいいのか分からない」。
そう感じたことはないでしょうか。

上達のためにやれることはいろいろあっても、
目指す方向がはっきりしないと練習そのものが手探りになりがちです。

この記事ではCrossfaithのドラマー・Tatsuyaさんが語っている「イメージ力」という練習観を借りてみます。ここで先に断っておくと、この記事はTatsuyaさんの演奏そのものを目標にしてもらう記事ではありません。その理由は、後半の「この練習観をどう受け取ればいいか」で詳しく説明します。

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Tatsuya(Crossfaith)はどんなドラマーか

Tatsuyaさんは大阪府出身のドラマーです。
5歳のころパーカッションに触れ始め、8歳ごろにドラムを始めました。
2008年16歳のときにバンドCrossfaithを結成し、
その後は世界40カ国近くをツアーで回り海外の大型音楽フェスでメインステージを務めるなど、
国内外で活躍しています。
Crossfaith以外のアーティストのレコーディングやライブにも、
サポートやゲストという形で参加してきました。

※この記事の情報はRoland公式ブログに掲載されたインタビュー記事を参考にしています。
記事の公開時期は本記事執筆時点では確認できておらず、現在の活動状況とは異なる可能性があります。

きっかけは、兄と見たテレビの1シーン

Tatsuyaさんがドラムに惹かれたきっかけは8歳ごろ。
お兄さんと自宅でテレビを見ていたときのことだったそうです。
ちょうど流れていたのがRed Hot Chili PeppersのドラマーであるChad Smithのライブ映像でした。
そのグルーヴに「一瞬でノックアウトされた」こと、
「自分にはどの楽器よりもドラムが一番クールで派手だと感じた」こと、
そして「自分もあんな凄いドラマーになる」と思ったことが、インタビューで語られています。

たまたまテレビで見た映像がきっかけになった、
という始まり方は身構えずに楽器を始めた人にとって、どこか親しみを感じられるかもしれません。

「イメージ力」という練習観

インタビューの中でTatsuyaさんは、始めたばかりのころの練習法として、次のようなことを語っています。

Tatsuyaさん 最初期の練習法
  • 好きなドラマーの動きを、完璧に真似ること
  • 好きなアーティストのアルバムを1枚全曲叩けるようになるまで繰り返し聴いて練習すること

そのうえで「初心者へのおすすめを一つだけ挙げるとしたら」と聞かれて答えたのが、
「イメージ力」でした。
「曲を聴きながら『どこをどういう風に叩いているから、こんな音が出ているのか』を
頭の中でイメージする。最初はうまくイメージできなくても少しずつ慣れていくことで演奏にもつながっていく」と語っています。

これは機材や技術レベルに関係なく今日からでも試せる視点です。
好きな曲を聴きながら「ここはどう叩いているんだろう」と考えてみることなら誰でも始められます。

この練習観をどう受け取ればいいか

ここで一つはっきりさせておきたいことがあります。

Tatsuyaさんの演奏そのものを練習の目標にする必要はありません。

Crossfaithの音楽性はメタルコア・エレクトロコアと呼ばれるジャンルで、
ドラムの技術的な難易度もかなり高いものです。
世界的な舞台で活躍してきた実力の持ち主であり、
その演奏スタイルを「目標」として追いかけるのは、
多くの初心者の練習や上達にとって現実的ではありません。

この記事で参考にしてほしいのは、あくまで「イメージ力」という考え方や、「好きな曲を聴き込む」という練習への向き合い方です。演奏の技術そのものを真似する必要はなく、「曲を聴いてイメージする」という視点だけを、自分の練習に持ち帰ってもらえればと思います。

気になったら、まず何を見ればいいか

TatsuyaさんはCrossfaithでの活動に加えて他のアーティストのサポートも数多く務めています。

中でも参考にしやすいのが、
YOASOBIのアジアツアー(2023〜2024年)で韓国・ソウル公演に出演した際のライブ映像です。
本人の公式YouTubeチャンネルで公開されておりドラムに寄ったアングルで撮影されているため、
手元や足の動きを確認しやすくなっています。

CrossfaithのメタルコアだけでなくYOASOBIのようなポップスのサポートも務めていることから、
演奏の引き出しの広さも感じられる一本です。

Tatsuyaさんのシグネチャースティック

TatsuyaさんのシグネチャーモデルはPro-markから発売されています。
メーカー説明では「5Bの太さによるパワーを持ちながら、長めのテーパーで扱いやすさを持たせたモデル」とされています。

  • 型番:TXR5BW-TA
  • 全長:406mm/直径:15mm
  • チップ:ウッド(オーバル)
  • 材質:ヒッコリー

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「何を目標にすればいいか分からない」というときは、演奏そのものを目標にするのではなく、練習観や考え方だけを借りてみる、というやり方もあります。Tatsuyaさんの「イメージ力」も、そのひとつです。

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